O157とは (オーイチゴーナナ)
冬になると毎年のように流行する胃腸炎ですが、ノロウイルスやロタウイルスなどの「ウイルス性胃腸炎」とは別に細菌による胃腸炎が存在致します。
その1つが「腸管出血性大腸菌」いわゆる「O157(おーいちごーなな)」といわれる食中毒菌です。ウイルス性の胃腸炎と症状が似ているものの、全く異なる感染症とされており、子どもや高齢者の多くが感染後その症状を発症致します。
O-157は、牛や豚などの腸内に生息するものですが、それら家畜の糞によって汚染された水を飲んだり、その水で育った野菜からも感染致します。
O157は、ウイルス性の胃腸炎というよりは食中毒に似ていると言われており、素人では区別がつきません。
本サイトでは、そんなO-157の潜伏期間や日本で初めてO-157が確認された例、その対処法についてお話したいと思います。
O157の潜伏期間
O-157と通常の食中毒の大きな違いは、この潜伏期間にあります。
通常の食中毒の場合
ほぼ3日以内に症状があらわれます。
O-157食中毒の場合 ※おーいちごーなな
4〜8日という長い潜伏期間を経て症状を発症します。
この潜伏期間の長さには、個人差がありますが、高確率で発症し、多くの人は、水のような下痢と、激しい腹痛に襲われます。
また、水便には血液がまじるようになり、何回もその下痢を繰り返すようになります。この時、菌は体外へ放出されている状態となりますので、周りへの二次感染に注意致しましょう。
もちろん、子供や高齢者ではない成人の場合は、体力がある方だと回復が早いため、症状が表れないケースもあります。
軽い下痢だったり、出血も出ないとO-157とは気が付きませんので、周囲の人に二次感染が拡大してしまう可能性があります。そのため、日頃からトイレを清潔に保つ癖や、排便後は必ず手を洗うように習慣化する事がとても大切です。
O157は、アルコールでは殺菌する事は不可能
二次感染の予防には、市販の塩素系の殺菌剤などで対応するしかありませんが、筆者の1番のおすすめは「次亜塩素酸」です。
次亜塩素酸水は、アルコールに耐性のあるノロウイルスやO-157、サルモネラ菌などのあらゆる害菌を除菌してくれるというデータがあります。※機能水協会より。
次亜塩素酸水そのものではありませんが、成分が同等である高濃度電解次亜水(次亜塩素酸)は市販で安価に購入でき、流行りの時期にはこれだけで1シーズン乗り切れるので自宅に常備しておくのがおすすめです♪
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※次亜塩素酸水で除菌した後は必ず拭き取り綺麗にいたしましょう!
※ちなみに、次亜塩素酸水とは食品添加物としても有名で、ヒトにはとても優しくウイルスやバイ菌にはとっても厳しい画期的な機能水です♪
O-157(オーイチゴーナナ)が日本で初めて確認されたのはいつ?
O-157が国内外を問わず、その存在を知らしめたのは、今から30年以上前のアメリカで騒動となったハンバーガー(肉)による集団感染です。
この時、感染した患者の体内からはO-157と思われる細菌が発見されております。
そして、日本においては、1990年に起きた埼玉県浦和にある幼稚園での集団感染です。
この時のO-157の感染ルートは園内の飲用水として使用されていた井戸水によるもので、園児182人中、149人というおよそ8割以上の高い割合で感染が認められました。
この感染は、園児の家族や友人へと幅広い範囲に拡大してしまい、合計で319人という人数の感染者を出してしまう大騒ぎとなったのです。
この患者のうち、2人はO-157による死亡が確認されており、死亡例を出した集団感染としては、私たちの記憶に残る大きな事態となりました。
これを見てもわかるように、O-157の感染力はとても強く、最悪の場合は死に至る重篤な症状が懸念される感染症であることは間違いありません。
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