O157に感染した?赤ちゃん、子どもがお腹が痛くなった時の対処
感染性の胃腸炎であるノロウイルスなどであれば、一番症状がひどいのは発症して24時間だと言われています。
つまり、1日様子をみて回復すれば大丈夫ですし、長引く場合は危険だということが判断材料となるわけです。
発症して24時間は、お子さんが喉を乾いたとか、お腹がすいたと言っても嘔吐を繰り返しているようなら食べ物は与えないようにしてください。
食べる・飲む=嘔吐を繰り返すと、体力を消耗しますので、可哀想ですが我慢させるのが改善する近道だと言われています。
大人になってしまうと、お腹の痛みを自分で段階分けして、安静にしていたら改善するのか、病院に行く必要性があるのかなどを自分自身で判断できるようになります。
ですが、子供や赤ちゃんというのは、自分の今起きている痛みに対して知識もなければ今までの経験もありません。
そのため、緊急性があるのか、安静にしていれば回復するのか、という判断は全て保護者である親が判断しないといけません。
今日は、赤ちゃんや子供のお腹が痛くなった時に考えられる病気と正しい処置方法についてお話したいと思います。
子供に多いのがお腹の風邪と言われている胃腸炎
秋から冬にかけては、感染性の胃腸炎が大流行します。
そして、一番感染する可能性が高いのが幼稚園や学校に通っているお子さんですよね。
多くのケースで1〜3日以内の潜伏期間を経て症状を発症しますが、激しい下痢や嘔吐などの自覚症状があらわれます。
お子さんの場合は、微熱を一緒に引き起こす場合も多く、まずは以下の2つがとても大事になりますので確認をしてください。
赤ちゃんが胃腸炎になった場合
まず、だいたいのケースで胃腸炎になると食べ物や水分を受け付けることができなくなります。
- 食べたり飲んだりはできないが、ぐったりはしていない。
- 熱はあるが顔色はよく、夜は眠れている。
このような場合は、少し様子を見ることも可能です。
- ぐったりとしている。
- 吐き気がひどくて眠れない。
- 痙攣を起こしている。
などという、明らかに様子がおかしい場合は、何時であろうと救急車を呼ぶなり、タクシーを使うなど緊急性を判断して救急外来へ受診してください。
生後1歳に満たない赤ちゃんのケースは、少しでも体重が減ってしまうだけで命取りとも言われています。
そのため、水分が取れないと判断した場合は、速やかにかかりつけの病院や救急に連れて行きましょう。
胃腸炎ではない腹痛のケースも
お子さんがお腹が痛いと激しく訴える場合は、胃腸炎以外にも様々な可能性が考えられます。
痛みが強そうな場合は、かかりつけの病院を受診したり、小児緊急電話相談(♯8000)を利用してみて下さい。
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