O157を含む色々な胃腸炎とは
秋から冬にかけて感染が拡大する胃腸炎。
この時期は空気も乾燥していることから、ウイルス性の病気が各地で流行してしまい、今年もインフルエンザやウイルス性の胃腸炎が猛威をふるっています。
では、胃腸炎にはどのような種類があり、どんな風に感染してしまうのかについて、小学生にも理解できるようにわかりやすくご紹介したいと思います。
胃腸炎の種類
胃腸炎には、ウイルス性・細菌性・神経性があります。
その中でも感染が拡大するのはウイルス性や細菌性になります。
ウイルス性の胃腸炎で多いのが、
ノロウイルス
ロタウイルス
アデノウイルス
この3種類です。
次に細菌性のものですが、これは季節関係なく起きると言われており、主に「食中毒」の事を指します。
胃腸炎で一番有名なノロウイルス
胃腸炎で一番多いと言われているのが、ノロウイルスです。
一般的に秋頃から流行する感染性胃腸炎と言われており、その感染力は非常に強いと言われています。
人の小腸と言われる粘膜部分に増殖するノロウイルスは、少量でも症状を引き起こすので、家族の誰かが感染すると高い確率で兄弟・親子間などで感染します。
潜伏期間
1日〜長くても3日間の潜伏期間を経て発症します。
主な症状
吐き気や下痢だと言われており、症状が重いのは一般的に最初の24時間だと言われています。
主な感染ルートは学校などの集団で生活する場所や、人ごみや病院などの人が集まる場所です。
嘔吐した時の飛沫感染や、便の中にいる菌により二次感染を引き起こすので、取り扱いには注意が必要です。
合併症が危ないロタウイルス
ノロウイルスの感染が流行した後に流行する傾向があり、だいたい冬の後半にかけて感染が拡大するケースが多いと見られます。
ほとんどのケースで生後6ヶ月〜2歳までのあいだにロタウイルスに一度は感染していると言われており、急性の下痢をおこした場合は、真っ先に疑っても良い感染症です。
ロタウイルスは、合併症が懸念されており、激しい下痢と嘔吐により脱水を起こす危険性が高い胃腸炎です。
小さなお子さんがこのような症状が長引いた場合は、命の危険も出てくるので、最近で予防接種が推進されています。
まとめ
これらすべての胃腸炎には、ほぼ特効薬がありません。
そのため、感染した場合は時間の経過で体力が回復することを待つしかなく、場合によっては緊急で脱水を防ぐ点滴などを必要とするため、病院に搬送する必要性が出てくる場合もあります。
これらの感染から身を守るためにも、徹底した手洗い・うがいに、マスクの着用を心がけるようにしてくださいね。
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感染性の胃腸炎であるノロウイルスなどであれば、一番症状がひどいのは発症して24時間だと言われています。つまり、1日様子をみて回復すれば大丈夫ですし、長引く場合は危険だということが判断材料となるわけです。発症して24時間は、お子さんが喉を乾いたとか、お腹がすいたと言っても嘔吐を繰り返しているようなら食べ物は与えないようにしてください。食べる・飲む=嘔吐を繰り返すと、体力を消耗しますので、可哀想ですが...